中目黒八幡神社

 東急東横線中目黒駅から、中目黒GTプラザや目黒区役所の大きな建物を見ながら南へ向かい、駒沢通りを越えると、静かな住宅街になる。その中に、背丈の高い木が何本も見えてくる。上の方は幹が切られ、ちょっとみすぼらしくなってはいるが、古そうな木だ。そこには中目黒八幡神社が鎮座している。八幡宮めぐりとしてこの神社を訪れた。
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 神社の東側参道から入る。この参道は目黒川の方を向いている。現在は住宅が密集しているこの辺りも、かつてはもっと見通しが良く、川から八幡の杜が望めたのではないかと思う。

 参道は坂と石段になっていて、本殿は高台にあった。本殿は南面しており、南側はわりと視界が開けている。荏原には、本殿がこういう向きになっている八幡神社が多い。
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 お参りをしてから、本殿脇の案内板を読む。どんな由緒があるのかと期待していたが、幾度か火災に遭っているため記録や資料に乏しく、創建の年代は不明であるという。残念だ。旧中目黒村の鎮守になっていたというから、江戸時代にあったことは確実である。ただ、鎌倉の往還からはやや離れているから、源氏の何某が創建したという由緒はなさそうだ。中世にこの辺りを領した武士が勧請した社なのかもしれない。

 本殿の近くにも高くて大きな木があった。初秋の白い空の下、葉はまだ夏の青々しさを残しており、境内を彩っていた。
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 参道脇には、湧き水が出ていた。ちょうど近所のおじさんがペットボトルを持参して、湧き水を採取していた。その奥には池があり、崩れかけた蓮の葉が一輪だけ残っていた。そこに銀ヤンマが止まっている。去り行く夏と、やって来る秋を感じさせる境内であった。

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by ebara_explorer | 2007-09-17 21:43 | 八幡宮めぐり
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