旅立ちから半年

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 東京荏原歴史物語資料館と題し、荏原の旅を始めてからちょうど半年が経った。この間、身近な地域の歴史を見つめ直し、いろいろなところへ出かけた。小学校で郷土史を習ったとき以来再訪した場所もあった。近所なのに初めて訪れる場所もあった。多くの史跡を訪れ、様々な発見があった。そしてよく歩いたと思う。

 だが、都会の中に埋もれた歴史を掘り起こすのは、なかなか難しい。荏原は急速に宅地化が進んだ地域でもある。そこに残る歴史は少ない。また、出てきても江戸時代の二、三百年前までがせいぜいだ。私が興味を持っている中世まで行き着くことは、社寺の縁起にはあっても史跡という形ではほとんどない。だから、少し物足りない気もしている。

 それから、旧荏原郡を想定したフィールドが、範囲としては少し広すぎたかもしれないと後悔することもあった。広い地域を見るには、あちこち行かなければならない。そのため、訪れる史跡が点々として、各々がなかなか結び付いてこない。ばらばらになっているような気がする。ひとところに腰を据えることができていないように思う。

 それでも、フィールドは広い方が面白い。今度はどこへ行こうかと迷うほど、対象はたくさんある。それに今はまだばらばらな各史跡も、点を多く打ち込んでいくことによってそれぞれがつながり始め、線や面を描くようになっていくだろう。また、中には時代の古い史跡もいろいろ出てくるだろう。そうやって点を重ねていくうちに、荏原という地域の連綿とした歴史が浮かび上がってくるように思う。

 旅は、まだ始まったばかりだ。これからの道のりはまだまだ長く、そして楽しいものである。



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by ebara_explorer | 2007-11-26 19:26 | その他
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