2007年 05月 29日 ( 1 )

八幡宮めぐり

 さっそく荏原の史跡巡りに出かけようと、まずは地図を眺めた。寝転がって地図帳を見たり、インターネットのスクロール地図上で荏原を行ったり来たりした。地図上で史跡を探すときは、寺や神社のマークに目をつける。目黒・世田谷・大田・品川という見慣れた地域の地図だが、改めて眺めてみると、寺社が数多くある。
 そんな中、目に付いたのが八幡神社である。荏原には八幡神社が実に多い。もっともこれは荏原に限ったことではなく、全国的な傾向と言えるだろう。

 八幡神社の総本家は大分の宇佐八幡宮である。この神様が日本中に勧請され、全国のあちこちに八幡神社が存在する。有名なところでは、京都の石清水八幡宮、鎌倉の鶴岡八幡宮などが挙げられる。すべての神社の中で八幡神社の数は、稲荷神社に次いで二番目に多いとも言われている。
 八幡神社が勧請された理由としては、大きく次の二つが挙げられるのではないかと思う。一つは宇佐八幡宮や石清水八幡宮の荘園となった地に、領主である八幡社が分祀され、その荘園の支配および信仰の中心となったというものである。もう一つは、武家の信仰に基づくものである。八幡神は源氏の氏神とされており、源氏の厚い信仰があった上、武家の守護神としても鎌倉時代以降、全国に信仰が広まり、八幡神社が各地に勧請された。

 そういうわけで、荏原にも八幡神社が多いわけであるが、これはやはり注目に値する。どのくらいあるのかと数えてみると、わかる範囲で目黒・世田谷・大田・品川の四区内に三十の八幡神社が見つかった。
 私はそれらのすべてを訪れてみたくなった。そしてその由緒を調べて、八幡信仰の広がりというものを改めて確かめてみたいと思った。早くも大きなテーマができた。いざ、八幡めぐりの旅に出陣である。
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(写真は春の碑文谷八幡宮参道)

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by ebara_explorer | 2007-05-29 20:00 | 八幡宮めぐり