2008年 03月 02日 ( 1 )

稗田神社

e0123189_1433667.jpg

 梅屋敷公園から蒲田駅へ歩いて向かう途中、たまたま神社を見つけた。大田区蒲田三丁目二番にある稗田神社である。思わず境内に入り案内板を読んでみると、この社は平安時代の「延喜式」にも記されている古社であるという。また社伝によれば、和銅二年(709)に僧行基が天照、八幡、春日の三神体を創り、当社に安置し、後に日蓮が村人の請を入れて開眼したとあるそうだ。なかなか古い由緒のある神社だ。そして、社伝の中に日蓮の登場するところが興味深い。ここから池上の本門寺はそう遠くない。この辺りでは神社にも日蓮宗の影響が強い。

 さらに案内板には「近来は応神天皇をまつる八幡社で」あったと記されていた。これは当社が八幡神社であると見て良いのではないだろうか。私の荏原の八幡宮リストにまた一社追加されたことになる。しかも、その中でもかなり古い由緒を持つ社である。
e0123189_14333413.jpg

 真新しい本殿に参ってから右奥へ行くと、小さな祠が三つ並んでいた。それぞれ「薬祖神社」「稲荷神社」「三十番神社」と鳥居に名が掲げられていた。お決まりの「稲荷神社」はさておき、あとの二つは何か興味深い名前である。案内板に、明治になって近くの小祠を境内に合祀したとあったから、もとは近隣に存在した小さな社であったのだろう。
e0123189_1434542.jpg

 境内には向かって左手に白梅、右手に紅梅が咲き誇っていた。その咲きぶりは、梅屋敷公園のものよりも見事であった。日に照らされた梅の花々が暖かな春の訪れを感じさせる境内であった。
e0123189_14342137.jpg

e0123189_14343989.jpg

(稗田神社の「稗」は正しくは草冠に「稗」と書くが、インターネットの地図など  で見ると「稗」の字が充てられているので、それに従った。)



にほんブログ村 歴史ブログへ

にほんブログ村 歴史ブログ 地方・郷土史へ

にほんブログ村 歴史ブログ 史跡・神社仏閣へ
[PR]
by ebara_explorer | 2008-03-02 14:36 | 八幡宮めぐり