2008年 05月 14日 ( 1 )

野沢稲荷神社

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 環七通りの龍雲寺交差点から路地を一本裏へ入ったところに、お稲荷様がある。野沢稲荷神社だ。創建の由緒は不明であるが、江戸時代の「新編武蔵風土記稿」には野沢村の鎮守であると記されているという。世田谷のお稲荷様は村の鎮守になっていることが多い。この野沢村の名は、この地を開拓した葛飾領東葛西の野村治郎右衛門と六郷領沢田の田中七右衛門の二人の名から採ったものだそうだ。人の名前に由来する地名とは知らなかった。
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 境内に入ると、正面に本殿が建ち、右手には神楽殿もあった。荏原の稲荷神社としては立派な境内である。また、背の高い木が何本もスッと早春の空に向かって立っており、歴史を感じさせる杜であった。

 境内の北端に庚申塔があった。庚申塔には「元禄八年 野沢村」と記されているそうだが、塔は小さな堂に大切に納められており、年号を確認することはできなかった。この元禄八年(1695)という年号は、野沢村の成立を知る上で貴重な資料だそうだ。



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by ebara_explorer | 2008-05-14 19:23 | お稲荷様