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西二稲荷神社

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 久が原近辺の八幡宮めぐりとして、西部八幡神社、東部八幡神社、道々橋八幡神社、子安八幡神社と回った。これで八幡宮めぐりは終わったが、近くに稲荷神社があるので寄ってみた。ここからはお稲荷様めぐりである。

 子安八幡神社から坂を上って下りて、住宅街の中にある小ぢんまりとした稲荷神社に着いた。八幡神社はいずれも坂の上にあったが、稲荷神社はこうして坂の下にある。

 地図上には「稲荷神社」とのみある社である。だが、奉納された鳥居の根元を見ると「西二稲荷」と小さく書かれていた。ここは大田区西馬込二丁目十八番地である。「西二稲荷」は通称なのかもしれない。

 境内には三基の庚申塔が並んでいた。左側の塔には元禄十五年(1702)、右側の塔には享保六年(1721)の年号が刻まれていた。中央は一段低い庚申塔であったが、年号は読み取れなかった。
西二稲荷神社_e0123189_2145169.jpg

 小さな稲荷の境内に庚申塔があるというのは、私がお稲荷様めぐりとして最初に訪れた桜森稲荷神社と同じである。稲荷神社と庚申塔はどのような関係があるのだろうか。あるいは、近所にあった庚申塔が区画整理などで稲荷神社の境内に集められただけで、両者はあまり関係がないのかもしれない。稲荷神社と庚申塔については、これからもっと多くの稲荷神社を巡って、その関係を明らかにしていきたいと思う。

 いずれにせよ、庚申塔-稲荷神社-八幡神社-日蓮宗-庚申塔と、この辺りではいろいろな信仰が絡み合っている。


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by ebara_explorer | 2007-07-28 21:46 | お稲荷様
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